スマホのSuica・PASMOはデータ通信なしでも使える?eSIMで東京の電車に乗るときのポイント
スマホに入れた Suica や PASMO を改札機にタッチしても、モバイルデータは使いません。カードはスマホの非接触 IC チップを通して動作し、Apple のサポートページによれば、このカードで乗車するのにモバイル回線や Wi-Fi の接続は必要ありません。eSIM が役立つのは、カードの設定、チャージ、そして何より経路検索です。経路検索には接続が必要ですが、使うデータはわずかです。当社の見積もりでは、東京で一日中移動しても、データ量は100MB前後かそれ以下です。
東京の路線、きっぷ、空港へのアクセスの基本については、東京の電車と IC カードのガイドをご覧ください。このページでは、スマホ側について説明します。

データが必要なこと、必要ないこと
- 改札でのタッチ: データは不要です。スマホの電源が入っている必要はあります。
- コンビニや自動販売機でのカード決済: データは不要です。改札の場合と同じです。
- 新しい Suica や PASMO をスマホに追加する: インターネット接続が必要です。Wi-Fi でもモバイルデータ通信でもかまいません。
- アプリや Wallet でのチャージ: 支払いは登録したカードを通じておこなわれるため、インターネット接続が必要です。
- 経路検索、リアルタイムの運行情報、ホームや出口の案内: 検索のたびに、リアルタイムの接続が必要です。
- オフラインマップ: Google のヘルプページによれば、乗換えや徒歩の経路案内はオフラインでは使えません。ダウンロードした地図では現在地はわかりますが、電車の経路は計画できません。
つまり、データを使い切ったり、電波の届かない場所にいたりしても、カードは使い続けられますが、正しい電車を見つけるのは勘頼みになります。
Suica や PASMO を入れられるスマホ
iPhone。 iPhone 8 以降は、日本国外で購入したモデルも含め、Apple Wallet に Suica や PASMO を入れられます。Apple Watch は Series 3 以降で使えます。二要素認証を設定した Apple アカウントが必要です。カードのエクスプレスモードを設定すると、スマホのロックを解除せずにタッチできます。Apple は、機種によっては、スマホの充電が切れかけたときもしばらくエクスプレスモードが使えると説明していますが、電池が完全に切れた状態では当てにしないでください。
Android。 Suica や PASMO は、FeliCa という非接触規格を使っており、日本国外で販売された Android スマホには一般的にこの機能がありません。日本で購入していない Android スマホを使う場合は、駅の券売機で物理カードを買うつもりでいてください。eSIM 自体は、対応する Android スマホでも問題なく使えます。この制限は交通系カードについてだけのものです。eSIM の対応は、当社の対応機種一覧で別に確認してください。
設定方法:自宅でおこなう
旅行の前にカードを追加しておけば、空港での手間を1つ減らせます。
- Welcome Suica Mobile。 JR 東日本の訪日客向けアプリで、iPhone と Apple Watch に対応しており、2025年3月に開始されました。到着の前後を問わず、アプリ内で Suica を発行でき、デポジットは不要です。JR 東日本は、モバイル版の有効期間は発行から180日間だと案内しています。
- Apple Wallet から直接。 Wallet を開いて交通系カードを追加し、Suica または PASMO を選びます。
どちらも、Apple Pay に登録したカードでチャージします。海外発行のカードがチャージに使えるかどうかは、カードブランドと発行会社によって決まり、特に一部の Visa カードについては、対応状況が時期によって変わってきました。自宅で少額のチャージを試してください。もし拒否されたら、コンビニのレジや、モバイルカードに対応した駅の券売機で現金チャージするのが代替手段です。場所については電車のガイドで説明しています。

経路検索はどれくらいのデータを使うか
当社のプラン診断では、地図と経路の利用は、アクティブに使って1時間あたり約15MBとしています。データ量が少ないのは、経路検索が小さなリクエストを送り、電車、乗換え、徒歩区間の一覧を返すだけで、動画ではないからです。典型的な日の大まかな見積もりは次のとおりです。
- 電車で8〜12回乗る観光の一日。 駅と駅の間の徒歩案内を含めて、おおよそ30〜80MB。
- 到着日に空港からホテルまで。 電車を調べ、最寄り駅からの徒歩を確認して、数MBから20MB。
- ナビを何時間も使い続けた、データを多く使う日。 100〜150MB程度。
プランを使い切る原因は、経路検索ではありません。写真、SNS、動画です。もっとも小さいプランの1GB / 7日間でも、経路検索だけなら1週間分を何度でもまかなえます。問題は、ほかに何をするかです。プランの全サイズについては、日本で必要なデータ量をご覧ください。
データを抑えるための方法は次のとおりです。
- 航空写真の表示は控えめにします。標準の地図のほうがずっと軽いです。
- 経路は一度だけ検索し、地下に入るときは乗換え画面をスクリーンショットで保存します。
- 朝のうちにホテルの Wi-Fi で、次に行くエリアの地図を開いておくと、出発前にアプリに読み込まれた状態になります。
電車の中の電波
東京の駅、大半の地下鉄の駅、地上を走る路線では、通常モバイル電波が届きます。トンネルや駅間では、一時的に電波が途切れることがあります。電波が切れる前に経路を手元に用意しておきたいなら、ホームで調べてください。駅や車内の無料 Wi-Fi もある場所はありますが、登録画面での手続きが必要なことが多く、乗車直前だと手間です。当社の eSIM のエリアは、対応している場所では4G/5Gです。都市の外への旅行については、日本の地方での eSIM のつながりやすさをご覧ください。
よくある間違い
- 交通系カードにはデータが必要だと思い込み、プランが切れたときに慌てる。 カードは引き続きタッチできます。止まるのは経路検索だけです。データを使い切ったらをご覧ください。
- スマホの電池を切らす。 スマホが電源切れになると、カードも地図も使えなくなります。特にテザリングを併用する場合は、モバイルバッテリーを持ち歩いてください。
- 海外で買った Android スマホに Suica を入れようとする。 代わりに物理カードを買ってください。
- 一度にたくさんチャージする。 使うと予想される分だけをチャージしてください。大きな金額をチャージする前に、残高の払い戻しのルールを発行会社のサイトで確認してください。

eSIM をまだインストールしていない場合は、iPhoneまたはAndroidのガイドから始めてください。プランの日数は、日本で初めて接続した時点から始まることも覚えておいてください。プランはいつから日数を数えるかをご覧ください。
結論: iPhone に入れた Suica や PASMO は、データなしで改札を通れます。接続が必要なのは、カードを追加するときとチャージするときだけです。経路検索には接続が必要ですが、使うデータは少なく、一日中使っても100MB前後かそれ以下です。海外で購入した Android スマホには一般的に Suica を入れられないので、物理カードを使ってください。
最終更新:2026年10月18日
乗る前に、ホームで経路を確認
経路アプリは移動中にも接続が必要です。当社の日本 eSIM は自宅でインストールし、着陸したらオンにしてください。到着ロビーで、最初の電車の経路を調べられます。
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